就職活動中に産業別で免許・資格・経験を調べていたら、臭気判定士という資格があったので、就職活動が有利になりそうな資格なのか調べてみました。
このページには
- 資格の取得方法
- 受験・応募資格・開催日程
- 費用・試験科目
- 合格基準・合格率
- 受験準備講習費用
などが簡単に書いてあります。
嗅覚測定を行うのに必要な資格
嗅覚測定を行うのに必要な資格必要な資格があります。
- 臭気判定士
です。
臭気判定士は、
公益社団法人 におい・かおり環境協会の実施する筆記試験と嗅覚検査に合格することで取得できます。
どちらからでも受験ができますが、嗅覚検査には1年の有効期限があります。
(筆記試験には有効期限がありません)
臭気判定士の資格コードは1623です。
大分類A 技術関係 中分類16 その他の技術 |
|
免許・資格コード | 免許・資格内容 |
---|---|
1623 | 臭気判定士 |
資格取得に必要な試験
受験・応募資格・開催日程
受験資格
学歴、実務経験を問わず受験日において18歳以上
開催日程
筆記試験は受験申請書が6月中旬から配布され、年に1回 11月上旬の土曜日に実施しています。
嗅覚検査は、毎月数回程実施しています。
費用・試験科目
資格取得に必要な費用
臭気判定士の取得に必要な費用は
- 筆記試験の受験手数料 18,000円
- 嗅覚検査 9,000円
- 免状の交付申請費用 3,500円
- 免状の更新費用 3,000円(5年)
です。
試験科目
臭気判定士の筆記試験科目(多肢択一と数値解答)です。
試験時間は説明10分を含む180分です。
- 嗅覚概論(1点×10問)
ヒトの嗅覚とにおいの役割などに関する事項
嗅覚の順応など、嗅覚の基本的な特性に関する事項
嗅覚閾値など、におい物質の特性に関する事項 - 悪臭防止行政(1点×10問)
悪臭防止法、施行規則、告示等の内容とその運用に関する事項
地方自治体の条例による規制及び指導と法令との関係に関する事項
臭気発生源及び悪臭防止対策の基礎的な知識などに関する事項 - 悪臭測定概論(1点×10問)
機器測定法、嗅覚測定法全般に関する事項
特定悪臭物質や臭気指数、臭気排出強度などに関する事項
嗅覚測定法に関する基本的な考え方と各種の測定方法に関する事項 - 分析統計概論(1点×10問)
統計の基本的な考え方に関する事項
度数分布、代表値、散布度、単回帰、相関等のデータの基本構造に関する事項
統計的推定、統計的仮説検定等に関する事項
2点試験法、3点試験法等、臭気測定データの統計的処理に関する事項 - 臭気指数等の測定実務(1点×10問 2点×5問)
パネルの選定とその管理に関する事項
測定に使用する器材とその取り扱いに関する事項
試料採取方法に関する事項
判定試験の実施に関する事項
臭気指数等結果の求め方に関する事項
脱臭効率の計算、臭気排出強度の計算など測定結果の解析に関する事項
合格基準
総合得点率 70%以上
各科目別最低得点率 33%以上
数値解答(6問) 66%以上
合格率
直近5年の臭気判定士学科試験合格率です。
臭気判定士学科試験合格率 | |||
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
2019年 (令和元年) |
505人 | 125人 | 24.75% |
2018年 (平成30年年) |
522人 | 132人 | 25.28% |
2017年 (平成29年年) |
563人 | 135人 | 23.97% |
2016年 (平成28年年) |
590人 | 168人 | 28.47% |
2015年 (平成27年年) |
612人 | 137人 | 22.38% |
嗅覚検査
試験方法は5種類のにおいをかぎ分ける試験で正常な嗅覚か診断します。
5本のニオイ紙うち、においの付いた2本のニオイ紙をかぎ分けます。
資格取得に必要な講習
臭気判定士試験の受験に向けた受験準備講習を公益社団法人におい・かおり環境協会が開催しています。
臭気判定士試験受験準備講習 | |||
コース | 日程 | 時間 | 受講料 |
---|---|---|---|
1コース | 1日 | 6時間 | 23,000円 |
4コース | 1日 | 24時間 | 85,000円 |
5コース | 1日 | 30時間 | 95,000円 |
Eラーニング | 4か月 | — | 20,000円 |
- 悪臭防止行政
悪臭防止法の内容や臭気判定士の役割について法令の解説をし、臭気発生源及び防止対策に関する基礎知識。法律関係や臭気対策について学習されたい方 - 分析統計概論
統計学とは何か、例題を交えながらデータの統計的な処理の仕方について、統計学をこれから勉強される方 - 悪臭測定概論
臭気分析に必要な機器分析、嗅覚測定に関する知識や、嗅覚測定法に関する全般的な知識について、臭気判定士の作業内容等を学習されたい方 - 嗅覚概論
嗅覚の仕組みと基本的な特性や、におい物質の特性について、においを感じるメカニズムについて勉強されたい方 - E-ラーニング(分析統計概論)
統計学が難しくてわからないという方
最後に
低価格で取得できる資格ですが、年に1回の試験なのでタイミングが必要です。
臭気判定士の方のブログなど見ていると臭気判定士の資格だけでは、できる仕事が少ないみたいです。
臭気判定士で求人を見ると、臭気判定士のほかに必要資格の欄に環境計量士、公害防止管理者等の資格も書いてあり、臭気判定士以外の資格取得も必要になりそうです。
臭気判定士関連商品
臭気判定士関連商品関連商品です。
3番目の商品が
アマゾンUnlimited無料体験で無料にて30日間読むことができます。
臭気判定士・におい刑事が教える!ニオイで女性に嫌われない方法
45ページで読み終えるまでの平均時間は1時間未満☆5の商品です。
解約を忘れると自動更新で月額980円が発生するので注意が必要です。
こちらのページに解約方法が書いてあります。