トレーラーなど750kgを超える自走しない車を牽引するのに必要な資格

就職活動中に産業別で免許・資格・経験を調べていたら牽(けん)引と書いてある求人が多く、就職活動が有利になりそうな資格なので調べてみました。

このページには

  • 第一種運転免許と小型トレーラー限定免許と第二種運転免許の違い
  • 第一種運転免許の取得に必要な講習時間
  • 第一種運転免許の取得に必要な受講料

などが書いてあります。

車両を牽(けん)引するのに必要な資格

車両を牽引するのに必要な資格が3つあります。

  • 牽引免許(第一種運転免許)
  • 牽引小型トレーラー限定免許
  • 牽引免許(第二種運転免許)

※ここの紹介以降は牽引免許(第一種運転免許)のみ書いていきます。

牽引免許(第一種運転免許)

車両総重量が750kgを超える自走しない車を牽引することができます。
(750kg以下の車両を牽引する場合や、故障車を牽引する場合不要)

牽引免許(第一種運転免許)の取得に必要な条件
年齢 18歳以上
必要免許 普通自動車・中型自動車
大型自動車・大型特殊
視力 両眼0.8以上で
片眼がそれぞれ0.5以上
(眼鏡やコンタクトによる矯正可)
深視力 三棹(さんかん)法の奥行知覚器で3回測定
その3回測定の平均の誤差が2センチ以内
聴力 10メートルの距離で
90デシベルの警音器の音が聞こえる。
(補聴器により補われた聴力を含む)
色彩識別 赤色、青色、黄色の識別ができる。

所持している自動車運転免許によって、牽引できる車両の総重量、被牽引車の種類が違います。

自動車を運転することができる条件
免許の種類 自動車の種類 車両総重量 最大積載量 乗車定員
普通
自動車免許
普通自動車 3.5トン
未満
2トン
未満
10人以下
準中型
自動車免許
準中型自動車 7.5トン
未満
4.5トン
未満
10人以下
中型
自動車免許
中型自動車 11トン
未満
6.5トン
未満
29人以下
大型
自動車免許
大型自動車 11トン
以上
6.5トン
以上
30人以上

牽引免許の資格コードは4811
牽引第二種免許の資格コードは4812です。

大分類E 運輸・通信関係
中分類48 自動車等車両運転・船舶運転
免許・資格コード 免許・資格内容
4811 牽引免許
4812 牽引第二種免許

牽引小型トレーラー限定免許

キャンピングカーなど総重量が750Kg以上2000Kg未満の自走のできない車両に限定の運転免許です。

  • 教習機関で取得できない
  • 試験場に試験車両を自分で持ち込み
    (試験場までの運転は牽引免許所持者)

などのことから、取得が困難な免許みたいです。

牽引免許(第二種運転免許)

車両の総重量などは牽引免許(第一種運転免許)と同じで、
旅客運送契約遂行として自動車を運転する免許です。
現在では、牽引免許(第二種運転免許)で運転する車両(トレーラーバスなど)が無いため、実用性がないみたいです。

牽(けん)引免許(第一種運転免許)取得に必要な講習時間

大型トレーラー牽引車

牽(けん)引免許(第一種運転免許)取得に必要な講習時間は

  • 第一段階技能教習5時間
  • 第二段階技能教習7時間

の計12時間です。

牽(けん)引免許(第一種運転免許)の取得に必要な講習受講料

橋の上に停まった大型トレーラー牽引車

講習受講料は教習機関で違います。
受講料を調べたのを書いておきますので目安にしてください。

牽(けん)引免許(第一種運転免許)
コース 日程 教習機関A 教習機関B 教習機関C
12時間 6日 132,000円 177,000円 210,100円

最後に

短期間で取得できそうな資格だと思いますが視力系の適性試験が厳しいです。
普通自動車免許があれば牽引免許を取得することができますが、
仕事で使う車両は大型トレーラー、大型トラクタが一般的で大型自動車免許を持っていないと就職活動では有利になりにくいみたいです。

牽引免許と大型免許同時取得コースの料金です。
(普通免許を所持している場合)

牽引免許と大型免許同時取得コース
コース 日程 教習機関A 教習機関B 教習機関C
12時間
+31時間
16日~18日 383,900円 408,570円 421,300円

合宿免許がほとんどでした。

就職活動のために取得する場合、大型免許と牽引免許を取得したほうが良いと思いますが、教習料金を考えると簡単に判断ができない資格だと思いました。

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SOULMAKY027さんのYOUTUBEに投稿しているけん引バックの動画です。