就職活動中に産業別で免許・資格・経験を調べていたら、浄化槽管理士と書いてある求人があったので、就職活動が有利になりそうな資格なのか調べてみました。
このページには
- 資格取得に必要な講習時間
- 資格取得に必要な講習受講料
- 開催会場
- 浄化槽管理士国家試験合格率
浄化槽の保守点検をするのに必要な資格
浄化槽の保守点検をするのに必要な資格があります。
浄化槽管理士です。
浄化槽管理士の資格は国家試験に受験、合格して取得する方法と、
指定講習機関が行う浄化槽の保守点検に必要な知識、技能に関する浄化槽管理士講習を修了して取得する方法があります。
このページでは浄化槽管理士講習を修了して取得する方法を書いていきます。
受講資格はありませんが、所持資格により講習の一部が免除になります。
浄化槽法では、浄化槽の保守点検業者(都道府県・政令市の条例に基づく登録を受ける)は、浄化槽管理士の国家資格を有する者をその業務に従事させなければならないとされています。
引用元: 浄化槽の維持管理-浄化槽管理士
浄化槽管理士の資格コードは7405です。
大分類G 定置機関・建設機械運転・電気・建設・土木工事・その他関連 中分類74 運搬・労務・その他 |
|
免許・資格コード | 免許・資格内容 |
---|---|
浄化槽管理士 | 7405 |
資格取得に必要な講習時間
浄化槽管理士の取得に必要な講習時間は80時間と最終日に2時間の考査(試験)があり、日数は13日間です。
- 浄化槽概論(8時間)
- 浄化槽行政(4時間)
- 浄化槽の構造及び機能(22時間)
- 浄化槽工事概論(4時間)
- 浄化槽の点検、調整及び修理(30時間)
- 水質管理(10時間)
- 浄化槽の清掃概論(2時間)
※考査に不合格してしまった場合、3年以内であれば何度でも再考査が可能です。
(再考査にかかる費用は5,000円)
※浄化槽設備士資格取得者で受講一部免除を選択した場合、浄化槽概論と浄化槽工事概論が免除されます。
資格取得に必要な講習受講料
浄化槽管理士講習の受講料です。
浄化槽設備士資格取得者で受講一部免除を選択した場合の受講料に違いがあります。
浄化槽管理士講習受講料 | |||||
受講料 | |||||
---|---|---|---|---|---|
免除なし | 129,700円 | ||||
免除あり | 120,200円 |
開催会場
講習を開催している都道府県です。
- 北海道
- 宮城県
- 東京都2か所
- 新潟県
- 愛知県
- 大阪府
- 福岡県
最後に
それなりに時間と費用の掛かる資格で、
講習を開催しているところが少なく宿泊費なども掛かかってしまうので、自分の環境や求職活動に合わせて検討したほうが良いと思いました。
国家試験の受験者合格率が20%前後なのに対して、講習受講者の合格率は80%以上あるので、講習を受講した場合取得しやすい資格だと思います。
ただ、再考査の合格率は20%~30%前後と低くなっていました。
※講習受講者の合格率が掲載されていなかったので、公表されている合格者番号から推測です。
浄化槽管理士国家試験合格率
平成27年から令和元年までの浄化槽管理士国家試験の申請者数、受験者数、合格者数、合格率です。
浄化槽管理士国家試験結果 | |||||
申請者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | ||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度 | 1,163人 | 1,048人 | 213人 | 20.324% | |
平成30年度 | 1,132人 | 1,023人 | 197人 | 19.257% | |
平成29年度 | 1,160人 | 1,007人 | 250人 | 24.826% | |
平成28年度 | 1,184人 | 1,060人 | 259人 | 24.434% | |
平成27年度 | 1,285人 | 1,156人 | 248人 | 21.453% |
※開催機関公表値
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