就職活動中に産業別で免許・資格・経験を調べていたら登録販売者と書いてある求人が少しですがあったので、就職活動が有利になりそうな資格なのか調べてみました。

このページには

  • 薬剤師と登録販売者の違い
  • 販売することのできる一般用医薬品の種類
  • 受験資格
  • 資格取得に必要な試験
  • 試験全国合格率
  • 試験準備講習受講料

などが書いてあります。

一般用医薬品を販売するのに必要な資格

一般用医薬品を販売するのに必要な資格が2つあります。

  • 薬剤師
  • 登録販売者

です。

簡単な違いは販売することのできる一般用医薬品の種類受験資格です。

途中から登録販売者のことだけを書いていきます。

販売することのできる一般用医薬品の種類

販売することのできる一般用医薬品の種類です。

  • 薬剤師
    第1類医薬品・第2類医薬品・第3類医薬品
  • 登録販売者
    第2類医薬品・第3類医薬品
販売することのできる一般用医薬品の種類
第1類医薬品 第2類医薬品 第3類医薬品 医薬部外品
販売
資格
薬剤師 薬剤師
登録販売者
薬剤師
登録販売者
不要
内容 一般用医薬品としての使用経験が少ない等安全性上特に注意を要する成分を含むもの まれに入院相当以上の健康被害が生じる可能性がある成分を含むもの 日常生活に支障を来す程度ではないが、身体の変調・不調が起こるおそれがある成分を含むもの 人体に対する作用が緩和で、安全性上特に問題がないもの
備考 H2ブロッカー含有薬、一部の毛髪薬 等 主なかぜ薬
解熱鎮痛薬
胃腸鎮痛
鎮けい薬 等
ビタミンB C含有保健薬
主な整腸薬
消化薬 等
口中清涼剤
制汗剤
殺虫剤
ドリンク剤 等
製品例 ガスター10
リアッププラス
ロキソニン
バファリンA
コーラック
ハイチオールC
チョコラBBプラス
リポビタンD
販売可能一般用医薬品早見表
第1類
医薬品
第2類
医薬品
第3類
医薬品
薬剤師
登録販売者 ×

一般用医薬の占める割合は
第1類医薬品が約1割
第2類医薬品+第3類医薬品が約9割
登録販売者は一般用医薬の9割を販売することができます。

受験資格

  • 薬剤師
    6年制薬学課程を修めて卒業した者
    (一部例外あり)
  • 登録販売者
    受験に条件はなく、だれでも受験することができますが、
    登録販売者として働くには
    薬剤師又は登録販売者の管理・指導の下過去5年間のうち2年(24か月)、月80時間以上の実務経験が必要です。
    ※業務従事証明書必要

登録販売者【資格取得に必要な試験】

登録販売者の試験は、各都道府県が年1回実施していて(8月~12月)
試験日程、試験方法、試験問題などは各都道府県によって違うので一例を書いておきます。

  • 出題数
    第1章から第5章の120問
  • 試験時間
    午前120分、午後120分の240分
  • 合格基準
    全項目合計の7割かつ各項目3割5分~4割以上(地域による違い)
  • 受験料
    12,800円(関西広域連合)~18,100円(北海道)
登録販売者試験詳細
試験項目 出題数 時間
第1章 医薬品に共通する特性と
基本的な知識
20問 40分
第2章 人体の働きと医薬品 20問 40分
第3章 主な医薬品とその作用 40問 80分
第4章 薬事関係法規・制度 20問 40分
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 20問 40分

登録販売者【試験全国合格率】

滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県は関西広域連合で実施された数値になっています。

登録販売者試験令和元年全国合格率
都道府県 受験者数 合格者数 合格率
北海道 2,085人 1,340人 64.27%
青森県 710人 433人 60.99%
岩手県 603人 343人 56.88%
宮城県 1,292人 800人 61.92%
秋田県 542人 309人 57.01%
山形県 543人 326人 60.04%
福島県 2,487人 1,473人 59.23%
茨城県 1,644人 584人 35.52%
栃木県 1,147人 368人 32.08%
群馬県 1,421人 491人 34.55%
埼玉県 3,222人 1,035人 32.12%
千葉県 2,749人 683人 24.85%
東京都 5,126人 1,334人 26.02%
神奈川県 3396人 956人 28.15%
新潟県 1,034人 370人 35.78%
富山県 710人 310人 43.66%
石川県 790人 293人 37.09%
福井県 846人 344人 40.66%
山梨県 469人 180人 38.38%
長野県 997人 318人 31.90%
岐阜県 1,351人 571人 42.26%
静岡県 2,081人 1,107人 53.20%
愛知県 2,874人 1,392人 48.43%
三重県 1,020人 484人 47.45%
滋賀県 9,713人 5,711人 58.80%
京都府 9,713人 5,711人 58.80%
大阪府 9,713人 5,711人 58.80%
兵庫県 9,713人 5,711人 58.80%
奈良県 2,637人 1,516人 57.49%
和歌山県 9,713人 5,711人 58.80%
鳥取県 213人 63人 29.58%
島根県 245人 97人 39.59%
岡山県 1,225人 420人 34.29%
広島県 920人 429人 46.63%
山口県 754人 280人 37.14%
徳島県 9,713人 5,711人 58.80%
香川県 602人 191人 31.73%
愛媛県 473人 161人 34.04%
高知県 312人 78人 25.00%
福岡県 4459人 1970人 44.18%
佐賀県 786人 331人 42.11%
長崎県 519人 250人 48.16%
熊本県 751人 307人 40.87%
大分県 643人 297人 46.18%
宮崎県 433人 170人 39.26%
鹿児島県 796人 282人 35.42%
沖縄県 752人 232人 30.85%

登録販売者【試験準備講習受講料】

危険物取扱者試験に向けた受験準備講習会を開催している機関があります。
講習内容が自宅でWEBやDVDによる講習、会場で100人以上での講習など講習機関で様々でした。

料金も1日3,000円、6日12,000円、10日50,000円などありました。

問題集とテキストによる独習での試験合格も可能みたいです。
各都道府県でも過去の問題(数年)と回答が公開されています。

最後に

低価格で取得できる資格だと思いますが、
薬剤師又は登録販売者の管理・指導の下過去5年間のうち2年(24か月)、月80時間以上の実務経験がないと登録販売者として働くことができないのが難題です。
実務経験証明の発行に関するトラブルもあるみたいです。 

この資格を要する職業に就くかどうか検討してからの取得を検討したほうが良さそうです。