就職活動中に産業別で免許・資格・経験を調べていたら、機械加工技能士という資格があったので、就職活動が有利になりそうな資格なのか調べてみました。
このページには
- 機械加工技能検定 特級、1級、2級、3級の違い
- 作業の種類
- 資格取得に必要な試験
- 受験・応募資格・開催日程・合格基準
- 費用・試験科目
- 合格率
などが書いてあります。
機械加工技能検定は作業の種類が多いので、このページでは
- フライス盤作業
- 数値制御フライス盤作業
- マシニングセンタ作業
を紹介します。
機械加工に関する知識と技能を証明することができる資格
機械加工に関する知識と技能を証明することができる資格があります。
- 機械加工技能士
です。
機械加工技能士は、都道府県職業能力開発協会で開催している機械加工技能検定に合格することで取得できます。
機械加工技能検定は金属加工関係の技能検定で
特級、1級、2級、3級、外国人技能実習生対象検定があります。
選択作業は
- 普通旋盤作業(1級・2級・3級)
- 数値制御旋盤作業(1級・2級・3級)
- 立旋盤作業(1級・2級)
- フライス盤作業(1級・2級・3級)
- 数値制御フライス盤作業(1級・2級)
- ブローチ盤作業(1級・2級)
- ボール盤作業(1級・2級)
- 数値制御ボール盤作業(1級・2級)
- 横中ぐり盤作業(1級・2級)
- ジグ中ぐり盤作業(1級・2級)
- 平面研削盤作業(1級・2級・3級)
- 数値制御平面研削盤作業(1級・2級)
- 円筒研削盤作業(1級・2級)
- 数値制御円筒研削盤作業(1級・2級)
- 心無し研削盤作業(1級・2級)
- ホブ盤作業(1級・2級)
- 数値制御ホブ盤作業(1級・2級)
- 歯車形削り盤作業(1級・2級)
- かさ歯車歯切り盤作業(1級・2級)
- ラップ盤作業(1級・2級)
- ホーニング盤作業(1級・2級)
- マシニングセンタ作業(1級・2級・3級)
- 精密器具製作作業(1級・2級)
- けがき作業(1級・2級・3級)
です。
機械加工技能検定の合格者には
- 労働安全コンサルタント試験の受験資格(1級、単一等級)
- 作業環境測定士試験の受験資格(1級、2級、単一等級)
- 職業訓練指導員試験の受験資格(全等級)
などの特典があります。
技能検定合格者の特典 技能士に付与される資格はこちらです。
- 特級 機械加工
管理者・監督者に必要となる共通的な工程管理、作業管理、品質管理、原価管理、安全衛生管理、作業指導及び設備管理の技能・知識と、各職種における高度な専門的技能・知識が含まれる - 1級 フライス盤作業
各種切削工具の取付け・加工段取り、平面・曲面・みぞの切削、割出し、切削工具の寿命判定、切削条件の決定などに関する技能・知識と、併せて、工作機械加工一般、機械要素、機械工作法、材料、材料力学、製図、電気、安全衛生に関する知識も含まれ
複雑かつ高精度な平面、曲面及びみぞの切削や各種支障の調整ができるレベル。 - 2級 フライス盤作業
各種切削工具の取付け・加工段取り、平面・曲面・みぞの切削、割出し、切削工具の寿命判定、切削条件の決定などに関する技能・知識と、併せて、工作機械加工一般、機械要素、機械工作法、材料、材料力学、製図、電気、安全衛生に関する知識も含まれ
通常精度の平面、曲面及びみぞの切削や簡単な支障の調整ができるレベル - 3級 フライス盤作業
各種切削工具の取付け・加工段取り、平面・みぞの切削、切削工具の寿命判定、切削条件の決定などに関する技能・知識となっており、2級に含まれている、割出し、支障の調整などは含まれていないレベル。
併せて、工作機械加工一般、機械要素、機械工作法、材料、材料力学、製図、電気、安全衛生に関する知識も含まれる。 - 1級 数値制御フライス盤作業
加工順序決定、切削条件決定、ツーリング図作成、プロセスシート作成、プログラム入力などのプログラミング、ツールプリセット、各種切削工具の取付け・加工段取り、切削条件決定、切削工具の寿命判定などの数値制御フライス盤加工、作業時間見積りなどに関する技能・知識と、併せて、工作機械加工一般、機械要素、機械工作法、材料、材料力学、製図、電気、安全衛生に関する知識も含まれ
高精度を要する加工と各種支障の調整ができるレベル。 - 2級 数値制御フライス盤作業
加工順序決定、切削条件決定、ツーリング図作成、プロセスシート作成、プログラム入力などのプログラミング、ツールプリセット、各種切削工具の取付け・加工段取り、切削条件決定、切削工具の寿命判定などの数値制御フライス盤加工、作業時間見積りなどに関する技能・知識と、併せて、工作機械加工一般、機械要素、機械工作法、材料、材料力学、製図、電気、安全衛生に関する知識も含まれ
通常精度の加工と簡単な支障の調整ができるレベル。 - 1級 マシニングセンタ作業
加工順序決定、工具通路図作成、切削条件決定、ツーリング図作成、プロセスシート作成、プログラミング、ツールプリセット、各種切削工具の取付け・加工段取り、各種切削加工、支障の調整、切削工具の寿命判定、作業時間見積りなどに関する技能・知識と、併せて、工作機械加工一般、機械要素、機械工作法、材料、材料力学、製図、電気、安全衛生に関する知識も含まれ
より複雑な部品のプログラミングと高精度の加工ができるレベル。 - 2級 マシニングセンタ作業
加工順序決定、工具通路図作成、切削条件決定、ツーリング図作成、プロセスシート作成、プログラミング、ツールプリセット、各種切削工具の取付け・加工段取り、各種切削加工、支障の調整、切削工具の寿命判定、作業時間見積りなどに関する技能・知識と、併せて、工作機械加工一般、機械要素、機械工作法、材料、材料力学、製図、電気、安全衛生に関する知識も含まれ
一般的な部品のプログラミングと一般精度の加工ができるレベル。 - 3級 マシニングセンタ作業
加工順序決定、工具通路図作成、切削条件決定、ツーリング図作成、プロセスシート作成、プログラム入力などのプログラミング、ツールプリセット、各種切削工具の取付け・加工段取り、各種切削加工、切削工具の寿命判定などに関する技能・知識となっており、2級に含まれている各種加工に関わる支障の調整などは含まれていないレベル。
併せて、工作機械加工一般、機械要素、機械工作法、材料、材料力学、製図、電気、安全衛生に関する知識も含まれる。
特級機械加工技能士の資格コードは5401
1級機械加工技能士の資格コードは5402
2級機械加工技能士の資格コードは5403
3級機械加工技能士の資格コードは5404です。
大分類F 製造関連技能 中分類54 金属加工 |
|
免許・資格コード | 免許・資格内容 |
---|---|
5401 | 特級機械加工技能士 |
5402 | 1級機械加工技能士 |
5403 | 2級機械加工技能士 |
5404 | 3級機械加工技能士 |
資格取得に必要な試験
機械加工技能検定は、実技試験と学科試験があります。
実技試験または学科試験のいずれか一方に合格した場合、次回以降の受検で免除を受けることができます。
(1級、2級、3級に有効期限はありませんが、特級の有効期限は5年間です)
受験・応募資格・開催日程・合格基準
受験資格
機械加工技能検定は、特級は1級合格後5年、1級から3級はどの等級からでも受験をすることができますが、職業訓練歴、学歴、実務経験などで違いがあります。
技能検定試験の各等級の受検資格一覧表はこちらです。
機械加工技能検定受験資格 | ||||||||
受験対象者 | 必要となる実務経験年数 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特級 | 1級 | 2級 | 3級 | |||||
1級 合格後 |
2級 合格後 |
3級 合格後 |
3級 合格後 |
|||||
実務経験のみ | 5年 | 2年 | 4年 | 7年 | 不要 | 2年 | 不要 | |
専門高校卒業 専修学校(大学入学資格付与課程限)卒業 |
6年 | 不要 | ||||||
短大・高専・高校専攻科卒業 専修学校(大学編入資格付与課程)卒業 |
5年 | |||||||
大学卒業 専修学校(大学院入学資格付与課程)卒業 |
4年 | |||||||
専修学校または 各種学校卒業 (厚生労働大臣が 指定したものに限る) |
800時間以上 | 6年 | ||||||
1,600時間以上 | 5年 | |||||||
3,200時間以上 | 4年 | |||||||
短期課程の普通職業訓練終了 | 700時間以上 | 6年 | ||||||
普通課程の普通職業訓練終了 | 2,800時間未満 | 5年 | ||||||
2,800時間以上 | 4年 | |||||||
専門課程又は特定専門課程の高度職業訓練修了 | 1年 | 2年 | 3年 | |||||
応用課程又は特定応用課程の高度職業訓練修了 | 1年 | |||||||
長期課程又は短期養成課程の指導員訓練修了 | 1年 | |||||||
職業訓練指導員免許取得 | 1年 | |||||||
長期養成課程の指導員訓練修了 | なし |
開催日程
技能検定試験は前期と後期に分かれて実施しています。
実施検定職種、日程はその年によって違います。
技能検定実施日程 | ||
前期 | 後期 | |
---|---|---|
実施公示 | 3月上旬 | 9月上旬 |
受験申請 | 4月上旬 | 10月上旬 |
実技試験問題の公表 | 6月上旬 | 11月下旬 |
実技試験 | 6月上旬から9月中旬 | 12月上旬から2月中旬 |
学科試験 | 7月中旬から9月上旬 | 1月中旬から2月上旬 |
※年度、都道府県で違いがあるので注意
受験手数料
機械加工技能検定受験手数料 | |||
等級 | 実技試験 | 学科試験 | |
---|---|---|---|
35歳以上 | 35歳未満 | 全年齢 | |
特級 | 18,200円 | 18,200円 | 3,100円 |
1級 | 18,200円 | 18,200円 | 3,100円 |
2級 | 18,200円 | 9,200円 | 3,100円 |
3級 | 18,200円 | 9,200円 | 3,100円 |
3級(学生) | 12,100円 | 3,100円 | 3,100円 |
合格基準
合格基準は、100点を満点として、実技試験は60点以上、学科試験は65点以上です。
特級 機械加工
実技試験
特級機械加工技能検定の実技試験は計画立案等作業で、試験時間は3時間です。
特級機械加工 実技試験 | |
実施形式 | 配点 |
---|---|
計画立案等作業試験 | 100 |
試験科目
特級機械加工技能検定の実技試験科目です。
- 工程管理
- 作業管理
- 品質管理
- 原価管理
- 安全衛生管理
- 作業指導
- 設備管理
学科試験
特級機械加工技能検定の学科試験は
- 試験方式 五肢択一法
- 出題数 50問
- 試験時間 2時間
です。
試験科目
特級機械加工技能検定の学科試験科目です。
- 工程管理
生産活動の流れ
生産の形態
工程管理の役割
日程計画
現品管理
進度管理
余力管理
在庫管理 - 作業管理
作業の標準化
方法研究
作業測定の方法
作業改善 - 品質管理
品質管理の考え方
統計の基礎知識
品質管理手法及びその活用
管理図の種類及びその活用
抜取検査の種類及びその活用 - 原価管理
原価管理の考え方
原価構成要素
原価低減及びその評価 - 安全衛生管理及び環境の保全
安全衛生管理
環境保全
公害防止 - 作業指導
教育訓練計画のたて方及び教育訓練の実施
仕事の教え方
改善の仕方
人の扱い方
教育訓練の方法 - 設備管理
設備管理の考え方
設備点検の方法
不良事項の原因及びその徴候
設備診断
設備と環境との関係 - 機械加工に関する現場技術
自動生産システム
自動生産システムの構成機器
プログラミング
機械加工法
材 料
測定機器及び検査機器
1級 機械加工 フライス盤作業
実技試験
1級機械加工技能検定 フライス盤作業の実技試験の採点項目と配点です。
1級機械加工技能検定 フライス盤作業の実技試験は
製作等作業試験です。
1級フライス盤作業 実技試験 | ||||
実施形式 製作等作業試験 | ||||
---|---|---|---|---|
採点項目 | 配点 | |||
製品 | できばえ | 全体 | 100 | |
ありみぞのはめ合わせ | ||||
仕上げ面 | ||||
寸法精度 | 部品①の寸法精度 | |||
部品②の寸法精度 | ||||
組合せ精度 | こう配部のはめ合わせ | |||
こう配端面の段差 | ||||
R部のすきま | ||||
30°面取り部の段差 | ||||
作業態度 | ||||
作業時間 |
- 製作等作業試験 標準時間 3時間30分 打切り時間 4時間
立フライス盤を使用し、SS400の材料(45×75×80 2個)をエンドミル(2枚刃、多刃)及び正面フライスにて切削加工(R削り、ありみぞ削りを含む)して直みぞ部、こう配部及びありみぞ部をそれぞれはめ合わすことができる部品を製作します。
試験科目
1級機械加工技能検定 フライス盤作業の実技試験科目です。
- フライス盤作業
フライス盤加工
作業時間の見積り
学科試験
1級機械加工技能検定 フライス盤作業の学科試験は
- 試験方式 真偽法及び四肢択一法
- 出題数 50問(真偽法25問 四肢択一法25問)
- 試験時間 1時間40分
です。
試験科目
1級機械加工技能検定 フライス盤作業の学科試験科目です。
- 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
バイト、フライス、ドリル及び研削といしの種類及び用途
切削油剤の種類及び用途
潤滑方式
油圧装置の種類及び油圧図記号
ジグ及び取付け具の種類及び用途
工作測定の方法
品質管理 - 機械要素
機械の主要構成要素の種類、形状及び用途 - 機械工作法
けがき一般
手仕上げ
その他の工作法 - 材料
金属材料及び非金属材料の種類、成分、性質及び用途
金属材料の熱処理
材料試験 - 材料力学
荷重、応力及びひずみ - 製図
日本産業規格に定める図示法、材料記号及びはめあい方式 - 電気
電気用語
電気機械器具の使用方法
電気制御装置の基本回路 - 安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識 - フライス盤加工法
フライス盤の種類、構造、機能及び用途
切削工具の種類及び用途
切削加工
2級 機械加工 フライス盤作業
実技試験
2級機械加工技能検定 フライス盤作業の実技試験の採点項目と配点です。
2級機械加工技能検定 フライス盤作業の実技試験は
製作等作業試験です。
2級フライス盤作業 実技試験 | ||||
実施形式 製作等作業試験 | ||||
---|---|---|---|---|
採点項目 | 配点 | |||
製品 | できばえ | 全体 | 100 | |
仕上げ面 | ||||
寸法精度 | 部品①の寸法精度 | |||
部品②の寸法精度 | ||||
組合せ精度 | こう配部のはめ合わせ | |||
こう配端面の段差 | ||||
A・B部の段差 | ||||
R部のすきま | ||||
作業態度 | ||||
作業時間 |
- 製作等作業試験 標準時間 3時間 打切り時間 3時間30分
立フライス盤を使用し、SS400の材料(35×65×75 1個、45×55×75 1個)をエンドミル(2枚刃、多刃)及び正面フライスにて切削加工(R削りを含む)して、直みぞ部及びこう配部をそれぞれはめ合わすことができる部品を製作します。
試験科目
2級機械加工技能検定 フライス盤作業の実技試験科目です。
- フライス盤作業
フライス盤加工
学科試験
2級機械加工技能検定 フライス盤作業の学科試験は
- 試験方式 真偽法及び四肢択一法
- 出題数 50問(真偽法25問 四肢択一法25問)
- 試験時間 1時間40分
です。
試験科目
2級機械加工技能検定 フライス盤作業の学科試験科目です。
- 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
バイト、フライス、ドリル及び研削といしの種類及び用途
切削油剤の種類及び用途
潤滑方式
油圧装置の種類及び油圧図記号
ジグ及び取付け具の種類及び用途
工作測定の方法
品質管理 - 機械要素
機械の主要構成要素の種類、形状及び用途 - 機械工作法
けがき一般
手仕上げ
その他の工作法 - 材料
金属材料及び非金属材料の種類、成分、性質及び用途
金属材料の熱処理
材料試験 - 材料力学
荷重、応力及びひずみ - 製図
日本産業規格に定める図示法、材料記号及びはめあい方式 - 電気
電気用語
電気機械器具の使用方法 - 安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識 - フライス盤加工法
フライス盤の種類、構造、機能及び用途
切削工具の種類及び用途
切削加工
3級 機械加工 フライス盤作業
実技試験
3級機械加工技能検定 フライス盤作業の実技試験の採点項目と配点です。
3級機械加工技能検定 フライス盤作業の実技試験は
製作等作業試験です。
3級フライス盤作業 実技試験 | ||||
実施形式 製作等作業試験 | ||||
---|---|---|---|---|
採点項目 | 配点 | |||
製品 | 寸法精度 | 100 | ||
できばえ | みばえ | |||
表面粗さ | ||||
作業態度 | ||||
作業時間 |
- 製作等作業試験 標準時間 2時間 打切り時間 2時間30分
立フライス盤を使用し、SS400の材料(45×65×80 2個)をエンドミル(2枚刃、多刃)及び正面フライスにて切削加工して直みぞ部をそれぞれはめ合わすことができる部品を製作します。
試験科目
3級機械加工技能検定 フライス盤作業の実技試験科目です。
- フライス盤作業
フライス盤加工
学科試験
3級機械加工技能検定 フライス盤作業の学科試験は
- 試験方式 真偽法
- 出題数 30問(真偽法30問)
- 試験時間 1時間
です。
試験科目
3級機械加工技能検定 フライス盤作業の学科試験科目です。
- 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
バイト、フライス、ドリル及び研削といしの種類及び用途
切削油剤の種類及び用途
潤滑方式
油圧装置の種類及び油圧図記号
ジグ及び取付け具の種類及び用途
工作測定の方法
品質管理 - 機械要素
機械の主要構成要素の種類、形状及び用途 - 機械工作法
けがき一般
手仕上げ
その他の工作法 - 材料
金属材料及び非金属材料の種類、成分、性質及び用途
金属材料の熱処理
材料試験 - 材料力学
荷重、応力及びひずみ - 製図
日本産業規格に定める図示法、材料記号及びはめあい方式 - 電気
電気用語
電気機械器具の使用方法 - 安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識 - フライス盤加工法
フライス盤の種類、構造、機能及び用途
切削工具の種類及び用途
切削加工
1級 機械加工 数値制御フライス盤作業
実技試験
1級機械加工技能検定 数値制御フライス盤作業の実技試験の採点項目と配点です。
1級機械加工技能検定 数値制御フライス盤作業の実技試験は
製作等作業試験と計画立案等作業試験です。
1級数値制御フライス盤作業 実技試験 | ||||
実施形式 | 採点項目 | 配点 | ||
---|---|---|---|---|
製作等作業試験 | 製品 | できばえ | みばえ | 80 |
表面粗さ | ||||
部品①と部品②の組合せ状態 | ||||
寸法精度 | 寸法公差 | |||
組合せ公差 | ||||
作業態度 | ||||
作業時間 | ||||
計画立案等作業試験 | 20 |
- 製作等作業試験 標準時間 3時間30分 打切り時間 3時間50分
NCフライス盤等を使用し、支給材料をバイスで固定
プログラムの作成
NCテープの作成又は記憶編集機器内への入力
テープ運転又はメモリ運転によるプログラムの確認
切削加工の作業手順で、平面加工、側面加工、溝加工、穴加工、こう配加工等を行い、二種類の組合せられる部品を製作します。
すべてNCプログラムにて加工を行います。 - 計画立案等作業試験 試験時間 1時間
切削工具、工作物の取付け、切削条件等に関する事項について問います。
製作等作業試験の支給材料
鋼材、鋳鉄、アルミニウム合金のいずれかの材質で□100×45の2個
試験科目
1級機械加工技能検定 数値制御フライス盤作業の実技試験科目です。
- 数値制御フライス盤作業
プログラミング
数値制御フライス盤加工
作業時間の見積り
学科試験
1級機械加工技能検定 数値制御フライス盤作業の学科試験は
- 試験方式 真偽法及び四肢択一法
- 出題数 50問(真偽法25問 四肢択一法25問)
- 試験時間 1時間40分
です。
試験科目
1級機械加工技能検定 数値制御フライス盤作業の学科試験科目です。
- 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
バイト、フライス、ドリル及び研削といしの種類及び用途
切削油剤の種類及び用途
潤滑方式
油圧装置の種類及び油圧図記号
ジグ及び取付け具の種類及び用途
工作測定の方法
品質管理 - 機械要素
機械の主要構成要素の種類、形状及び用途 - 機械工作法
けがき一般
手仕上げ
その他の工作法 - 材料
金属材料及び非金属材料の種類、成分、性質及び用途
金属材料の熱処理
材料試験 - 材料力学
荷重、応力及びひずみ - 製図
日本産業規格に定める図示法、材料記号及びはめあい方式 - 電気
電気用語
電気機械器具の使用方法
電気制御装置の基本回路 - 安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識 - フライス盤加工法
フライス盤の種類、構造、機能及び用途
切削工具の種類及び用途
切削加工
2級 機械加工 数値制御フライス盤作業
実技試験
2級機械加工技能検定 数値制御フライス盤作業の実技試験の採点項目と配点です。
2級機械加工技能検定 数値制御フライス盤作業の実技試験は
製作等作業試験と計画立案等作業試験です。
2級数値制御フライス盤作業 実技試験 | ||||
実施形式 | 採点項目 | 配点 | ||
---|---|---|---|---|
製作等作業試験 | 製品 | できばえ | みばえ | 80 |
表面粗さ | ||||
部品①と部品②の組合せ状態 | ||||
寸法精度 | 寸法公差 | |||
組合せ公差 | ||||
作業態度 | ||||
作業時間 | ||||
計画立案等作業試験 | 20 |
- 製作等作業試験 3時間30分 打切り時間 3時間50分
NCフライス盤等を使用し、支給材料をバイスで固定
プログラムの作成
NCテープの作成又は記憶編集機器内への入力
テープ運転又はメモリ運転によるプログラムの確認
切削加工の作業手順で、平面加工、側面加工、溝加工、穴加工、こう配加工等を行い、二種類の組合せられる部品を製作します。
すべてNCプログラムにて加工を行います。 - 計画立案等作業試験 試験時間 1時間
切削工具、工作物の取付け、切削条件等に関する事項について問います。
製作等作業試験の支給材料
鋼材、鋳鉄、アルミニウム合金のいずれかの材質で□100×45の2個
試験科目
2級機械加工技能検定 数値制御フライス盤作業の実技試験科目です。
- 数値制御フライス盤作業
プログラミング
数値制御フライス盤加工
学科試験
2級機械加工技能検定 数値制御フライス盤作業の学科試験は
- 試験方式 真偽法及び四肢択一法
- 出題数 50問(真偽法25問 四肢択一法25問)
- 試験時間 1時間40分
です。
試験科目
2級機械加工技能検定 数値制御フライス盤作業の学科試験科目です。
- 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
バイト、フライス、ドリル及び研削といしの種類及び用途
切削油剤の種類及び用途
潤滑方式
油圧装置の種類及び油圧図記号
ジグ及び取付け具の種類及び用途
工作測定の方法
品質管理 - 機械要素
機械の主要構成要素の種類、形状及び用途 - 機械工作法
けがき一般
手仕上げ
その他の工作法 - 材料
金属材料及び非金属材料の種類、成分、性質及び用途
金属材料の熱処理
材料試験 - 材料力学
荷重、応力及びひずみ - 製図
日本産業規格に定める図示法、材料記号及びはめあい方式 - 電気
電気用語
電気機械器具の使用方法 - 安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識 - フライス盤加工法
フライス盤の種類、構造、機能及び用途
切削工具の種類及び用途
切削加工
1級 機械加工 マシニングセンタ作業
実技試験
1級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の実技試験の採点項目と配点です。
1級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の実技試験は
判断等試験と計画立案等作業試験です。
1級マシニングセンタ作業 実技試験 | |||
実施形式 | 採点項目 | 配点 | |
---|---|---|---|
製作等作業試験 | 課題1 | 仕上げ面に対応する加工方法の選定 | 30 |
課題2 | 表面粗さ及び送り速度の判定 | ||
課題3 | 表面粗さに対応する刃具の選定 | ||
課題4 | 仕上げ加工の判定 | ||
課題5 | 工作物の測定 | ||
課題6 | マシニングセンタの心出し作業 | ||
計画立案等作業試験 | 70 |
- 判断等試験 試験時間 35分
仕上げ面に対応する加工方法の選定、表面粗さ及び送り速度の判定、表面粗さに対応する刃具の選定、仕上げ加工の判定、工作物の測定及びマシニングセンタの心出し作業について行います。 - 計画立案等作業試験 試験時間 1時間40分
切削工具、工作物の取り付け、工具通路図の作成、加工順序の決定、切削条件、マシニングセンタにおける各種の支障の調整、取付け工具の選定、プログラムの誤り箇所の判定等に関する事項について問います。
試験科目
1級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の実技試験科目です。
- マシニングセンタ作業
プログラミング
マシニングセンタ加工
作業時間の見積り
学科試験
1級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の学科試験は
- 試験方式 真偽法及び四肢択一法
- 出題数 50問(真偽法25問 四肢択一法25問)
- 試験時間 1時間40分
です。
試験科目
1級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の学科試験科目です。
- 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
バイト、フライス、ドリル及び研削といしの種類及び用途
切削油剤の種類及び用途
潤滑方式
油圧装置の種類及び油圧図記号
ジグ及び取付け具の種類及び用途
工作測定の方法
品質管理 - 機械要素
機械の主要構成要素の種類、形状及び用途 - 機械工作法
けがき一般
手仕上げ
その他の工作法 - 材料
金属材料及び非金属材料の種類、成分、性質及び用途
金属材料の熱処理
材料試験 - 材料力学
荷重、応力及びひずみ - 製図
日本産業規格に定める図示法、材料記号及びはめあい方式 - 電気
電気用語
電気機械器具の使用方法
電気制御装置の基本回路 - 安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識 - マシニングセンタ加工法
マシニングセンタの種類、構造、機能及び用途
プログラミング
切削工具の種類及び用途
切削加工
2級 機械加工 マシニングセンタ作業
実技試験
2級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の実技試験の採点項目と配点です。
2級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の実技試験は
判断等試験と計画立案等作業試験です。
2級マシニングセンタ作業 実技試験 | |||
実施形式 | 採点項目 | 配点 | |
---|---|---|---|
製作等作業試験 | 課題1 | 仕上げ面に対応する加工方法の選定 | 30 |
課題2 | 表面粗さ及び送り速度の判定 | ||
課題3 | 工作物の測定 | ||
課題4 | マシニングセンタの心出し作業 | ||
計画立案等作業試験 | 70 |
- 判断等試験 試験時間 25分
仕上げ面に対応する加工方法の選定、表面粗さ及び送り速度の判定、工作物の測定及びマシニングセンタの心出し作業について行います。 - 計画立案等作業試験 試験時間 1時間40分
切削工具、工作物の取り付け、工具通路図の作成、加工順序の決定、切削条件、マシニングセンタにおける各種の支障の調整、取付け工具の選定、プログラムの誤り箇所の判定等に関する事項について問います。
試験科目
2級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の実技試験科目です。
- マシニングセンタ作業
プログラミング
マシニングセンタ加工
学科試験
2級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の学科試験は
- 試験方式 真偽法及び四肢択一法
- 出題数 50問(真偽法25問 四肢択一法25問)
- 試験時間 1時間40分
です。
試験科目
2級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の学科試験科目です。
- 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
バイト、フライス、ドリル及び研削といしの種類及び用途
切削油剤の種類及び用途
潤滑方式
油圧装置の種類及び油圧図記号
ジグ及び取付け具の種類及び用途
工作測定の方法
品質管理 - 機械要素
機械の主要構成要素の種類、形状及び用途 - 機械工作法
けがき一般
手仕上げ
その他の工作法 - 材料
金属材料及び非金属材料の種類、成分、性質及び用途
金属材料の熱処理
材料試験 - 材料力学
荷重、応力及びひずみ - 製図
日本産業規格に定める図示法、材料記号及びはめあい方式 - 電気
電気用語
電気機械器具の使用方法
電気制御装置の基本回路 - 安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識 - マシニングセンタ加工法
マシニングセンタの種類、構造、機能及び用途
プログラミング
切削工具の種類及び用途
切削加工
3級 機械加工 マシニングセンタ作業
実技試験
3級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の実技試験の採点項目と配点です。
3級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の実技試験は
製作等作業試験です。
3級マシニングセンタ作業 実技試験 | |||
実施形式 | 採点項目 | 配点 | |
---|---|---|---|
製作等作業試験 | 課題1 | 座標値 | 100 |
仕様誤り | |||
課題2 | 作業手順 | ||
心合わせ | |||
できばえ | |||
作業態度 | |||
作業時間 |
- 製作等作業試験 課題1 打切り時間 30分
簡単な部品のプロセスシート作成までのプログラミング作業を行います。 - 製作等作業試験 課題2 標準時間 40分 打切り時間 50分
立形又は横形マシニングセンタを使用して、与えられたプログラムのMDI入力、加工段取り(心合わせ等)及び疑似工具によるマシニングセンタ加工を行います。
試験科目
3級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の実技試験科目です。
- マシニングセンタ作業
プログラミング
マシニングセンタ加工
学科試験
3級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の学科試験は
- 試験方式 真偽法
- 出題数 30問(真偽法30問)
- 試験時間 1時間
です。
試験科目
3級機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の学科試験科目です。
- 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
バイト、フライス、ドリル及び研削といしの種類及び用途
切削油剤の種類及び用途
潤滑方式
油圧装置の種類及び油圧図記号
ジグ及び取付け具の種類及び用途
工作測定の方法
品質管理 - 機械要素
機械の主要構成要素の種類、形状及び用途 - 機械工作法
けがき一般
手仕上げ
その他の工作法 - 材料
金属材料及び非金属材料の種類、成分、性質及び用途
金属材料の熱処理
材料試験 - 材料力学
荷重、応力及びひずみ - 製図
日本産業規格に定める図示法、材料記号及びはめあい方式 - 電気
電気用語
電気機械器具の使用方法 - 安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識 - マシニングセンタ加工法
マシニングセンタの種類、構造、機能及び用途
プログラミング
切削工具の種類及び用途
切削加工
合格率
機械加工技能検定の合格率です。
受検申請者数に対して免除者も含む合格率です。
特級
機械加工技能検定 特級の合格率です。
機械加工技能検定合格率 | |||
平成 30年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
特級 | 1,154人 | 455人 | 39.42% |
平成 29年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
特級 | 1,087人 | 218人 | 20.05% |
平成 28年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
特級 | 979人 | 121人 | 12.35% |
フライス盤作業
機械加工技能検定 フライス盤作業の合格率です。
機械加工技能検定合格率 フライス盤作業 |
|||
平成 29年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
1級 | 281人 | 140人 | 49.82% |
2級 | 593人 | 278人 | 46.88% |
3級 | 441人 | 316人 | 71.65% |
平成 28年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
1級 | 307人 | 143人 | 46.57% |
2級 | 698人 | 317人 | 45.41% |
3級 | 412人 | 288人 | 69.9% |
数値制御フライス盤作業
機械加工技能検定 数値制御フライス盤作業の合格率です。
機械加工技能検定合格率 数値制御フライス盤作業 |
|||
平成 29年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
1級 | 459人 | 222人 | 48.36% |
2級 | 521人 | 262人 | 50.28% |
平成 28年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
1級 | 513人 | 225人 | 43.85% |
2級 | 588人 | 295人 | 50.17% |
マシニングセンタ作業
機械加工技能検定 マシニングセンタ作業の合格率です。
機械加工技能検定合格率 マシニングセンタ作業 |
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平成 29年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
1級 | 1,306人 | 612人 | 46.86% |
2級 | 1,620人 | 745人 | 45.98% |
3級 | 545人 | 451人 | 82.75% |
平成 28年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
1級 | 1,269人 | 629人 | 49.56% |
2級 | 1,582人 | 661人 | 41.78% |
3級 | 480人 | 391人 | 81.45% |
機械加工関連商品
機械加工関連商品です。
動画紹介
公式 岡山科学技術専門学校さんのYOUTUBEに投稿している【カギセン:ものづくり工学科】フライス盤技能検定試験の動画です。