就職活動中に産業別で免許・資格・経験を調べていたら、機械加工技能士という資格があったので、就職活動が有利になりそうな資格なのか調べてみました。
このページには
- 機械加工技能検定 特級、1級、2級、3級の違い
- 作業の種類
- 資格取得に必要な試験
- 受験・応募資格・開催日程・合格基準
- 費用・試験科目
- 合格率
などが書いてあります。
機械加工技能検定は作業の種類が多いので、このページでは
- 普通旋盤作業
- 数値制御旋盤作業
- 立旋盤作業
を紹介します。
機械加工に関する知識と技能を証明することができる資格
機械加工に関する知識と技能を証明することができる資格があります。
- 機械加工技能士
です。
機械加工技能士は、都道府県職業能力開発協会で開催している機械加工技能検定に合格することで取得できます。
機械加工技能検定は金属加工関係の技能検定で
特級、1級、2級、3級、外国人技能実習生対象検定があります。
選択作業は
- 普通旋盤作業(1級・2級・3級)
- 数値制御旋盤作業(1級・2級・3級)
- 立旋盤作業(1級・2級)
- フライス盤作業(1級・2級・3級)
- 数値制御フライス盤作業(1級・2級)
- ブローチ盤作業(1級・2級)
- ボール盤作業(1級・2級)
- 数値制御ボール盤作業(1級・2級)
- 横中ぐり盤作業(1級・2級)
- ジグ中ぐり盤作業(1級・2級)
- 平面研削盤作業(1級・2級・3級)
- 数値制御平面研削盤作業(1級・2級)
- 円筒研削盤作業(1級・2級)
- 数値制御円筒研削盤作業(1級・2級)
- 心無し研削盤作業(1級・2級)
- ホブ盤作業(1級・2級)
- 数値制御ホブ盤作業(1級・2級)
- 歯車形削り盤作業(1級・2級)
- かさ歯車歯切り盤作業(1級・2級)
- ラップ盤作業(1級・2級)
- ホーニング盤作業(1級・2級)
- マシニングセンタ作業(1級・2級・3級)
- 精密器具製作作業
- けがき作業(1級・2級・3級)
です。
機械加工技能検定の合格者には
- 労働安全コンサルタント試験の受験資格(1級、単一等級)
- 作業環境測定士試験の受験資格(1級、2級、単一等級)
- 職業訓練指導員試験の受験資格(全等級)
などの特典があります。
技能検定合格者の特典 技能士に付与される資格はこちらです。
- 特級 機械加工
管理者・監督者に必要となる共通的な工程管理、作業管理、品質管理、原価管理、安全衛生管理、作業指導及び設備管理の技能・知識と、各職種における高度な専門的技能・知識が含まれる - 1級 普通旋盤作業
各種切削工具の取付け・加工段取り、円筒・テーパ・曲面・平面・偏心の切削、穴あけ・穴ぐり、ねじ切り、切込み・切削速度の決定、切削工具の寿命判定、刃先の再研削、作業時間見積りなどに関する技能・知識と、併せて、工作機械加工一般、機械要素、機械工作法、材料、材料力学、製図、電気、安全衛生に関する知識も含まれ、複雑かつ高精度な切削並びに穴あけ・穴ぐりができるレベル - 2級 普通旋盤作業
各種切削工具の取付け・加工段取り、円筒・テーパ・曲面・平面・偏心の切削、穴あけ・穴ぐり、ねじ切り、切込み・切削速度の決定、切削工具の寿命判定、刃先の再研削、作業時間見積りなどに関する技能・知識と、併せて、工作機械加工一般、機械要素、機械工作法、材料、材料力学、製図、電気、安全衛生に関する知識も含まれ、通常精度の切削並びに穴あけ・穴ぐりができるレベル - 3級 普通旋盤作業
各種切削工具の取付け・加工段取り、通常精度の円筒・テーパ・平面の切削、通常精度の穴あけ・穴ぐり、通常精度の三角ねじのねじ切り、切込み・切削速度の決定、切削工具の寿命判定などの普通旋盤加工作業に関する技能・知識となっており、2級に含まれている曲面・偏心の切削や刃先の再研削などは含まれていないレベル。
そのほか、工作機械加工一般、機械要素、機械工作法、材料、材料力学、製図、電気、安全衛生に関する知識も含まれる。 - 1級 数値制御旋盤作業
加工順序決定、切削条件決定、ツーリング図作成、プロセスシート作成、プログラム入力などのプログラミング、各種切削工具の取付け・加工段取り、直線切削、円弧切削、ねじ切り、穴あけ・穴ぐり、切込み・切削速度の決定、切削工具の寿命判定などの数値制御旋盤加工、刃先の再研削、作業時間見積りなどに関する技能・知識と、併せて、工作機械加工一般、機械要素、機械工作法、材料、材料力学、製図、電気、安全衛生に関する知識も含まれ、
複雑な部品のプログラミング及び高精度な加工ができるレベル。 - 2級 数値制御旋盤作業
加工順序決定、切削条件決定、ツーリング図作成、プロセスシート作成、プログラム入力などのプログラミング、各種切削工具の取付け・加工段取り、直線切削、円弧切削、ねじ切り、穴あけ・穴ぐり、切込み・切削速度の決定、切削工具の寿命判定などの数値制御旋盤加工、刃先の再研削、作業時間見積りなどに関する技能・知識と、併せて、工作機械加工一般、機械要素、機械工作法、材料、材料力学、製図、電気、安全衛生に関する知識も含まれ、
通常部品のプログラミング及び通常精度の加工ができるレベル。 - 3級 数値制御旋盤作業
加工順序決定、切削条件決定、ツーリング図作成、プロセスシート作成、プログラム入力などのプログラミング、各種切削工具の取付け・加工段取り、直線切削、円弧切削、ねじ切り、穴あけ・穴ぐり、切込み・切削速度の決定、切削工具の寿命判定などの数値制御旋盤加工に関する技能・知識となっており、2級に含まれている支障の調整、刃先の再研削などは含まれていないレベル。
併せて、工作機械加工一般、機械要素、機械工作法、材料、材料力学、製図、電気、安全衛生に関する知識も含まれる。
特級機械加工技能士の資格コードは5401
1級機械加工技能士の資格コードは5402
2級機械加工技能士の資格コードは5403
3級機械加工技能士の資格コードは5404です。
大分類F 製造関連技能 中分類54 金属加工 |
|
免許・資格コード | 免許・資格内容 |
---|---|
5401 | 特級機械加工技能士 |
5402 | 1級機械加工技能士 |
5403 | 2級機械加工技能士 |
5404 | 3級機械加工技能士 |
資格取得に必要な試験
機械加工技能検定は、実技試験と学科試験があります。
実技試験または学科試験のいずれか一方に合格した場合、次回以降の受検で免除を受けることができます。
(1級、2級、3級に有効期限はありませんが、特級の有効期限は5年間です)
受験・応募資格・開催日程・合格基準
受験資格
機械加工技能検定は、特級は1級合格後5年、1級から3級はどの等級からでも受験をすることができますが、職業訓練歴、学歴、実務経験などで違いがあります。
技能検定試験の各等級の受検資格一覧表はこちらです。
機械加工技能検定受験資格 | ||||||||
受験対象者 | 必要となる実務経験年数 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特級 | 1級 | 2級 | 3級 | |||||
1級 合格後 |
2級 合格後 |
3級 合格後 |
3級 合格後 |
|||||
実務経験のみ | 5年 | 2年 | 4年 | 7年 | 不要 | 2年 | 不要 | |
専門高校卒業 専修学校(大学入学資格付与課程限)卒業 |
6年 | 不要 | ||||||
短大・高専・高校専攻科卒業 専修学校(大学編入資格付与課程)卒業 |
5年 | |||||||
大学卒業 専修学校(大学院入学資格付与課程)卒業 |
4年 | |||||||
専修学校または 各種学校卒業 (厚生労働大臣が 指定したものに限る) |
800時間以上 | 6年 | ||||||
1,600時間以上 | 5年 | |||||||
3,200時間以上 | 4年 | |||||||
短期課程の普通職業訓練終了 | 700時間以上 | 6年 | ||||||
普通課程の普通職業訓練終了 | 2,800時間未満 | 5年 | ||||||
2,800時間以上 | 4年 | |||||||
専門課程又は特定専門課程の高度職業訓練修了 | 1年 | 2年 | 3年 | |||||
応用課程又は特定応用課程の高度職業訓練修了 | 1年 | |||||||
長期課程又は短期養成課程の指導員訓練修了 | 1年 | |||||||
職業訓練指導員免許取得 | 1年 | |||||||
長期養成課程の指導員訓練修了 | なし |
開催日程
技能検定試験は前期と後期に分かれて実施しています。
実施検定職種、日程はその年によって違います。
技能検定実施日程 | ||
前期 | 後期 | |
---|---|---|
実施公示 | 3月上旬 | 9月上旬 |
受験申請 | 4月上旬 | 10月上旬 |
実技試験問題の公表 | 6月上旬 | 11月下旬 |
実技試験 | 6月上旬から9月中旬 | 12月上旬から2月中旬 |
学科試験 | 7月中旬から9月上旬 | 1月中旬から2月上旬 |
※年度、都道府県で違いがあるので注意
受験手数料
機械加工技能検定受験手数料 | |||
等級 | 実技試験 | 学科試験 | |
---|---|---|---|
35歳以上 | 35歳未満 | 全年齢 | |
特級 | 18,200円 | 18,200円 | 3,100円 |
1級 | 18,200円 | 18,200円 | 3,100円 |
2級 | 18,200円 | 9,200円 | 3,100円 |
3級 | 18,200円 | 9,200円 | 3,100円 |
3級(学生) | 12,100円 | 3,100円 | 3,100円 |
合格基準
合格基準は、100点を満点として、実技試験は60点以上、学科試験は65点以上です。
特級 機械加工
実技試験
特級機械加工技能検定の実技試験は計画立案等作業で、試験時間は3時間です。
特級機械加工 実技試験 | |
実施形式 | 配点 |
---|---|
計画立案等作業試験 | 100 |
試験科目
特級機械加工技能検定の実技試験科目です。
- 工程管理
- 作業管理
- 品質管理
- 原価管理
- 安全衛生管理
- 作業指導
- 設備管理
学科試験
特級機械加工技能検定の学科試験は
- 試験方式 五肢択一法
- 出題数 50問
- 試験時間 2時間
です。
試験科目
特級機械加工技能検定の学科試験科目です。
- 工程管理
生産活動の流れ
生産の形態
工程管理の役割
日程計画
現品管理
進度管理
余力管理
在庫管理 - 作業管理
作業の標準化
方法研究
作業測定の方法
作業改善 - 品質管理
品質管理の考え方
統計の基礎知識
品質管理手法及びその活用
管理図の種類及びその活用
抜取検査の種類及びその活用 - 原価管理
原価管理の考え方
原価構成要素
原価低減及びその評価 - 安全衛生管理及び環境の保全
安全衛生管理
環境保全
公害防止 - 作業指導
教育訓練計画のたて方及び教育訓練の実施
仕事の教え方
改善の仕方
人の扱い方
教育訓練の方法 - 設備管理
設備管理の考え方
設備点検の方法
不良事項の原因及びその徴候
設備診断
設備と環境との関係 - 機械加工に関する現場技術
自動生産システム
自動生産システムの構成機器
プログラミング
機械加工法
材 料
測定機器及び検査機器
1級 機械加工 普通旋盤作業
実技試験
1級機械加工技能検定 普通旋盤作業の実技試験の採点項目と配点です。
1級機械加工技能検定 普通旋盤作業の実技試験は
製作等作業試験です。
1級普通旋盤作業 実技試験 | ||||
実施形式 | 採点項目 | 配点 | ||
---|---|---|---|---|
製作等作業試験 | 製品 | できばえ | みばえ | 100 |
表面粗さ | ||||
ねじ部のはめあい具合 | ||||
テーパ部の当たり | ||||
ローレット部のできばえ | ||||
寸法精度 | 部品①の寸法精度 | |||
部品②の寸法精度 | ||||
組立寸法精度 | ||||
作業態度 | ||||
作業時間 | ||||
試験用材料 |
- 製作等作業試験 標準時間3時間30分 打切り時間4時間
普通旋盤(センタ間の最大距離が500~1500mm程度のもの)を使用し、φ60×150mm程度のS45Cの材料1個及びφ65×80mm(φ20の穴のあいたもの)程度のS45Cの材料1個に、内外径削り、テーパ削り、ねじ切り、ローレット加工、偏心削り等の切削加工を行い、はめ合わせのできる部品を3個製作します。
試験科目
1級機械加工技能検定 普通旋盤作業の実技試験科目です。
- 普通旋盤作業
普通旋盤加工
刃先の再研削
作業時間の見積り
学科試験
1級機械加工技能検定 普通旋盤作業の学科試験は
- 試験方式 真偽法及び四肢択一法
- 出題数 50問(真偽法25問 四肢択一法25問)
- 試験時間 1時間40分
です。
試験科目
1級機械加工技能検定 普通旋盤作業の学科試験科目です。
- 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
バイト、フライス、ドリル及び研削といしの種類及び用途
切削油剤の種類及び用途
潤滑方式
油圧装置の種類及び油圧図記号
ジグ及び取付け具の種類及び用途
工作測定の方法
品質管理 - 機械要素
機械の主要構成要素の種類、形状及び用途 - 機械工作法
けがき一般
手仕上げ
その他の工作法 - 材料
金属材料及び非金属材料の種類、成分、性質及び用途
金属材料の熱処理
材料試験 - 材料力学
荷重、応力及びひずみ - 製図
日本産業規格に定める図示法、材料記号及びはめあい方式 - 電気
電気用語
電気機械器具の使用方法
電気制御装置の基本回路 - 安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識 - 旋盤加工法
旋盤の種類、構造、機能及び用途
切削工具の種類及び用途
切削加工
2級 機械加工 普通旋盤作業
実技試験
2級機械加工技能検定 普通旋盤作業の実技試験の採点項目と配点です。
2級機械加工技能検定 普通旋盤作業の実技試験は
製作等作業試験です。
2級普通旋盤作業 実技試験 | ||||
実施形式 | 採点項目 | 配点 | ||
---|---|---|---|---|
製作等作業試験 | 製品 | できばえ | みばえ | 100 |
表面粗さ | ||||
ねじ部のはめあい具合 | ||||
テーパ部の当たり | ||||
寸法精度 | 部品①の寸法精度 | |||
部品②の寸法精度 | ||||
組立寸法精度 | ||||
作業態度 | ||||
作業時間 | ||||
試験用材料 |
- 製作等作業試験 標準時間3時間 打切り時間3時間30分
普通旋盤(センタ間の最大距離が500~1500mm程度のもの)を使用し、φ60×150mm程度のS45Cの材料1個及びφ60×57mm(φ25の穴のあいたもの)程度のS45Cの材料1個に、内外径削り、テーパ削り、ねじ切り、偏心削り等の切削加工を行い、はめ合わせのできる部品を2個製作します。
試験科目
2級機械加工技能検定 普通旋盤作業の実技試験科目です。
- 普通旋盤作業
普通旋盤加工
刃先の再研削
学科試験
2級機械加工技能検定 普通旋盤作業の学科試験は
- 試験方式 真偽法及び四肢択一法
- 出題数 50問(真偽法25問 四肢択一法25問)
- 試験時間 1時間40分
です。
試験科目
2級機械加工技能検定 普通旋盤作業の学科試験科目です。
- 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
バイト、フライス、ドリル及び研削といしの種類及び用途
切削油剤の種類及び用途
潤滑方式
油圧装置の種類及び油圧図記号
ジグ及び取付け具の種類及び用途
工作測定の方法
品質管理 - 機械要素
機械の主要構成要素の種類、形状及び用途 - 機械工作法
けがき一般
手仕上げ
その他の工作法 - 材料
金属材料及び非金属材料の種類、成分、性質及び用途
金属材料の熱処理
材料試験 - 材料力学
荷重、応力及びひずみ - 製図
日本産業規格に定める図示法、材料記号及びはめあい方式 - 電気
電気用語
電気機械器具の使用方法 - 安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識 - 旋盤加工法
旋盤の種類、構造、機能及び用途
切削工具の種類及び用途
切削加工
3級 機械加工 普通旋盤作業
実技試験
3級機械加工技能検定 普通旋盤作業の実技試験の採点項目と配点です。
3級機械加工技能検定 普通旋盤作業の実技試験は
製作等作業試験です。
3級普通旋盤作業 実技試験 | |||
実施形式 | 採点項目 | 配点 | |
---|---|---|---|
製作等作業試験 | 試験用材料 | 100 | |
加工精度 | |||
できばえ | みばえ | ||
表面粗さ | |||
作業態度 | |||
作業時間 |
- 製作等作業試験 標準時間3時間 打切り時間3時間30分
普通旋盤(センタ間の最大距離が500~1500mm程度のもの)を使用し、φ60×150mm程度のS45Cの材料1個及びφ60×57mm(φ25の穴のあいたもの)程度のS45Cの材料1個に、内外径削り、テーパ削り、ねじ切り、偏心削り等の切削加工を行い、はめ合わせのできる部品を2個製作します。
試験科目
3級機械加工技能検定 普通旋盤作業の実技試験科目です。
- 普通旋盤作業
普通旋盤加工
刃先の再研削
学科試験
3級機械加工技能検定 普通旋盤作業の学科試験は
- 試験方式 真偽法
- 出題数 30問(真偽法30問)
- 試験時間 1時間
です。
試験科目
3級機械加工技能検定 普通旋盤作業の学科試験科目です。
- 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
バイト、フライス、ドリル及び研削といしの種類及び用途
切削油剤の種類及び用途
潤滑方式
油圧装置の種類及び油圧図記号
ジグ及び取付け具の種類及び用途
工作測定の方法
品質管理 - 機械要素
機械の主要構成要素の種類、形状及び用途 - 機械工作法
けがき一般
手仕上げ
その他の工作法 - 材料
金属材料及び非金属材料の種類、成分、性質及び用途
金属材料の熱処理
材料試験 - 材料力学
荷重、応力及びひずみ - 製図
日本産業規格に定める図示法、材料記号及びはめあい方式 - 電気
電気用語
電気機械器具の使用方法 - 安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識 - 旋盤加工法
旋盤の種類、構造、機能及び用途
切削工具の種類及び用途
切削加工
1級 機械加工 数値制御旋盤作業
実技試験
1級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の実技試験の採点項目と配点です。
1級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の実技試験は
製作等作業試験と計画立案等作業試験です。
1級数値制御旋盤作業 実技試験 | ||||
実施形式 | 採点項目 | 配点 | ||
---|---|---|---|---|
製作等作業試験 | 製品 | できばえ | みばえ | 70 |
表面粗さ | ||||
テーパ角度及び テーパ部の当たり |
||||
ねじ部のはめあい具合 | ||||
寸法精度 | 寸法公差 | |||
組付け公差 | ||||
作業態度 | ||||
作業時間 | ||||
計画立案等作業試験 | 30 | |||
合計 | 100 |
- 製作等作業試験 標準時間5時間15分 打切り時間5時間45分
NC旋盤を使用し、φ100×φ35(穴)×70程度のS45C~S53C相当の材料1個及びφ75×φ25(穴)×65程度のS45C~S53C相当の材料1個に、プログラムの作成
NCテープの作成又は記憶編集機器内への入力
テープ運転又はメモリ運転によるプログラムの確認
切削加工の作業手順で、内外径削り、内外径面取り、外内テーパ削り、外内R削り、内外径溝削り、内外端面削り、ねじ切り等の加工を行い、テーパ部及びねじ部で組み付けられる部品を製作します。 - 計画立案等作業試験 試験時間 1時間30分
加工工程、工作物の取付け、切削工具、工具経路、プログラミング等に関する事項について問います。
試験科目
1級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の実技試験科目です。
- 数値制御旋盤作業
プログラミング
数値制御旋盤加工
刃先の再研削
作業時間の見積り
学科試験
1級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の学科試験は
- 試験方式 真偽法及び四肢択一法
- 出題数 50問(真偽法25問 四肢択一法25問)
- 試験時間 1時間40分
です。
試験科目
1級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の学科試験科目です。
- 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
バイト、フライス、ドリル及び研削といしの種類及び用途
切削油剤の種類及び用途
潤滑方式
油圧装置の種類及び油圧図記号
ジグ及び取付け具の種類及び用途
工作測定の方法
品質管理 - 機械要素
機械の主要構成要素の種類、形状及び用途 - 機械工作法
けがき一般
手仕上げ
その他の工作法 - 材料
金属材料及び非金属材料の種類、成分、性質及び用途
金属材料の熱処理
材料試験 - 材料力学
荷重、応力及びひずみ - 製図
日本産業規格に定める図示法、材料記号及びはめあい方式 - 電気
電気用語
電気機械器具の使用方法
電気制御装置の基本回路 - 安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識 - 旋盤加工法
旋盤の種類、構造、機能及び用途
切削工具の種類及び用途
切削加工
2級 機械加工 数値制御旋盤作業
実技試験
2級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の実技試験の採点項目と配点です。
2級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の実技試験は
製作等作業試験と計画立案等作業試験です。
2級数値制御旋盤作業 実技試験 | ||||
実施形式 | 採点項目 | 配点 | ||
---|---|---|---|---|
製作等作業試験 | 製品 | できばえ | みばえ | 70 |
表面粗さ | ||||
テーパ角度及び テーパ部の当たり |
||||
ねじ部のはめあい具合 | ||||
寸法精度 | 寸法公差 | |||
組付け公差 | ||||
作業態度 | ||||
作業時間 | ||||
計画立案等作業試験 | 30 | |||
合計 | 100 |
- 製作等作業試験 標準時間5時間15分 打切り時間5時間45分
NC旋盤を使用し、φ90×φ35(穴)×55程度のS45C~S53C相当の材料1個及びφ65×φ25(穴)×50程度のS45C~S53C相当の材料1個に、プログラムの作成
NCテープの作成又は記憶編集機器内への入力
テープ運転又はメモリ運転によるプログラムの確認
切削加工の作業手順で、内外径削り、内外径面取り、外内テーパ削り、外内R削り、内外径溝削り、内外端面削り、ねじ切り等の加工を行い、テーパ部及びねじ部で組み付けられる部品を製作します。 - 計画立案等作業試験 試験時間 1時間30分
加工工程、工作物の取付け、切削工具、工具経路、プログラミング等に関する事項について問います。
試験科目
2級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の実技試験科目です。
- 数値制御旋盤作業
プログラミング
数値制御旋盤加工
刃先の再研削
学科試験
2級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の学科試験は
- 試験方式 真偽法及び四肢択一法
- 出題数 50問(真偽法25問 四肢択一法25問)
- 試験時間 1時間40分
です。
試験科目
2級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の学科試験科目です。
- 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
バイト、フライス、ドリル及び研削といしの種類及び用途
切削油剤の種類及び用途
潤滑方式
油圧装置の種類及び油圧図記号
ジグ及び取付け具の種類及び用途
工作測定の方法
品質管理 - 機械要素
機械の主要構成要素の種類、形状及び用途 - 機械工作法
けがき一般
手仕上げ
その他の工作法 - 材料
金属材料及び非金属材料の種類、成分、性質及び用途
金属材料の熱処理
材料試験 - 材料力学
荷重、応力及びひずみ - 製図
日本産業規格に定める図示法、材料記号及びはめあい方式 - 電気
電気用語
電気機械器具の使用方法 - 安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識 - 旋盤加工法
旋盤の種類、構造、機能及び用途
切削工具の種類及び用途
切削加工
3級 機械加工 数値制御旋盤作業
実技試験
3級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の実技試験の採点項目と配点です。
3級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の実技試験は
製作等作業試験です。
3級数値制御旋盤作業 実技試験 | ||||
実施形式 | 採点項目 | 配点 | ||
---|---|---|---|---|
製作等作業試験 | 製品 | できばえ | みばえ | 100 |
表面粗さ | ||||
寸法精度 | 寸法公差 | |||
作業態度 | ||||
作業時間 |
- 製作等作業試験 標準時間2時間30分 打切り時間3時間
NC旋盤を使用し、φ90×φ35(穴)×55程度のS45C~S53C相当の材料1個に、プログラムの作成
NCテープの作成又は記憶編集機器内への入力
テープ運転又はメモリ運転によるプログラムの確認
切削加工の作業手順で、内外径削り、内外径面取り、外径R削り、内外端面削り等の加工を行い、部品を製作します。
試験科目
3級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の実技試験科目です。
- 数値制御旋盤作業
プログラミング
数値制御旋盤加工
学科試験
3級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の学科試験は
- 試験方式 真偽法
- 出題数 30問(真偽法30問)
- 試験時間 1時間
です。
試験科目
3級機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の学科試験科目です。
- 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
バイト、フライス、ドリル及び研削といしの種類及び用途
切削油剤の種類及び用途
潤滑方式
油圧装置の種類及び油圧図記号
ジグ及び取付け具の種類及び用途
工作測定の方法
品質管理 - 機械要素
機械の主要構成要素の種類、形状及び用途 - 機械工作法
けがき一般
手仕上げ
その他の工作法 - 材料
金属材料及び非金属材料の種類、成分、性質及び用途
金属材料の熱処理
材料試験 - 材料力学
荷重、応力及びひずみ - 製図
日本産業規格に定める図示法、材料記号及びはめあい方式 - 電気
電気用語
電気機械器具の使用方法 - 安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識 - 旋盤加工法
旋盤の種類、構造、機能及び用途
切削工具の種類及び用途
切削加工
立旋盤作業
立旋盤作業は平成22年以降検定が実施されていないので情報がありませんでした。
実施されたら追記します。
合格率
機械加工技能検定の合格率です。
受検申請者数に対して免除者も含む合格率です。
特級
機械加工技能検定 特級の合格率です。
機械加工技能検定合格率 | |||
平成 30年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
特級 | 1,154人 | 455人 | 39.42% |
平成 29年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
特級 | 1,087人 | 218人 | 20.05% |
平成 28年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
特級 | 979人 | 121人 | 12.35% |
普通旋盤作業
機械加工技能検定 普通旋盤作業の合格率です。
機械加工技能検定合格率 普通旋盤作業 |
|||
平成 29年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
1級 | 696人 | 350人 | 50.28% |
2級 | 2,264人 | 1,373人 | 60.64% |
3級 | 4,847人 | 3,533人 | 72.89% |
平成 28年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
1級 | 726人 | 339人 | 46.69% |
2級 | 2,356人 | 1,426人 | 60.52% |
3級 | 4,793人 | 3,441人 | 71.79% |
数値制御旋盤作業
機械加工技能検定 数値制御旋盤作業の合格率です。
機械加工技能検定合格率 数値制御旋盤作業 |
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平成 29年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
1級 | 508人 | 261人 | 51.37% |
2級 | 1,014人 | 500人 | 49.3% |
3級 | 173人 | 127人 | 73.41% |
平成 28年 |
受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
1級 | 562人 | 307人 | 54.62% |
2級 | 1,034人 | 489人 | 47.29% |
3級 | 235人 | 170人 | 72.34% |
機械加工 通信講座
職業訓練法人JTEXさんの通信教育講座です。
通信教育講座の学習方法の良いところは、知識や技能の違いを気にせず自分のペースで学習ができるところです。
技能検定1級 わかりやすい「機械加工」(受検準備)
教材構成
- 主テキスト6冊(1~6)
- 別冊「1・2級機械加工学科試験<普通旋盤作業・数値制御旋盤作業>問題と解答・解説例」
- レポート(提出回数6回)
1級カリキュラム
- 第1章 工作機械加工一般
工作機械の種類及び用途
数値制御工作機械
切削工具と研削砥石の種類と用途
切削油剤の種類及び用途 - 第2章 工作機械加工一般
ジグ、取付け具
工作と測定
油圧装置 - 第3章 旋盤加工法
旋盤の構造と種類
切削工具材料の特徴と加工条件
旋盤用切削工具の種類と用途
切削加工 - 第4章 品質管理
品質管理の基本
品質管理の手法
検査 - 第5章 電気一般
電流と電圧
抵抗の取扱い
電力と電力量
ブリッジ回路と抵抗
磁気と静電気
直流機
単相交流
整流
三相交流
電動機
主回路保護用電気機器
制御用電気機器
自動制御 - 第6章 安全衛生管理
安全衛生管理の基本
災害の発生とその防止
安全衛生管理の各論
安全衛生管理に係わる事項 - 第7章 機械構成要素
ねじ
ボルト・ナット、座金
リベット継手
軸と軸継手
軸受
キー・ピン・コッタ・スプライン
歯車
巻掛け伝動 - 第8章 潤滑及び給油
潤滑
潤滑剤
グリース - 第9章 機械工作法
鋳造
塑性加工
溶接
特殊加工
表面処理
仕上げ作業 - 第10章 材料一般
鉄鉱石から鉄鋼まで
鉄鋼材料の種類と用途
非鉄金属材料の種類と用途
非金属材料
複合・機能材料
表面処理
金属材料試験
非破壊検査 - 第11章 力学及び材料力学
速度および加速度
力
仕事とエネルギー
回転運動と周期
荷重と応力
応力とひずみの関係
許容応力と安全率
軸のねじり強さとこわさ
はりの曲げとせん弾力 - 第12章 製図
製図基礎(図面を読むには)
図面に用いる線の種類と用法
図形の表し方
寸法の記入法
寸法補助記号の使い方
表面性状の図示法
寸法公差とはめあい
幾何公差の図示方法と材料記号
ねじの製図
歯車の製図
溶接記号
接続図と電気用図記号
機械加工関連商品
機械加工技能関連商品です。
動画紹介
九州職業能力開発大学校さんのYOUTUBEに投稿している旋盤加工技能検定2級の動画です。