雇用保険受給の初回認定・失業認定申告書の書き方と注意事項を書いていきます。
雇用保険受給の失業認定を受けるには失業の状態であることが必要です。
- 積極的に就職しようとする気持ち
- いつでも就職できる能力(環境・健康状態)
- 積極的に就職活動を行っているにもかかわらず、職業に就くことができない状態
失業認定申告書の記入は、黒のボールペン、青のボールペン、万年筆を使用します。
訂正が生じた場合は、2本線で抹消して訂正印を押します。
(修正液、修正ペンなどで書いた内容を隠さないで訂正)
失業認定申告書の修正には定規や物差しなどを使って丁寧に線を引きましょう。
持参するもの
求職活動についてのアンケート
初回認定日のアンケート(求職活動についてのアンケート)です。
初回認定日に相談窓口でアンケート内容を見ながら相談をします。
初回認定日、氏名(カタカナ)、年齢、求職番号は記入されていたので
質問1、質問2、質問3、質問4を記入します。
質問1
雇用保険の手続き以降の就職活動状況にチェックを入れます。
(複数のチェックが可能)
質問内容は
- まだ、活動していない
- 求人に応募している(した)
- 内定(就職)が決まった
- 求人を探している(した)
- 応募書類(履歴書・職務経歴書・エントリーシートなど)を準備している(した)
- セミナーを受講している(した)
です。
求人に応募している(した)にチェックをした場合、業界と職種を記入します。
内定(就職)が決まったにチェックをした場合、ハローワークからの応募かハローワーク以外からの応募に〇をします
求人を探している(した)にチェックをした場合、求人を探した方法にチェックを入れます。
質問2
ハローワークの求人検索機を利用した結果にチェックを入れます。
- 希望(希望に近い)の求人があった
- 希望の求人がなかった
- 求人検索機の操作がわからなかった、難しかった
- まだ、求人検索機を利用していない
質問3
ハローワークの提供しているサービスで参加したい項目にチェックを入れます。
(複数のチェックが可能)
質問内容は
- 専任の担当者による就職までの一貫した相談(予約制)
- 各種セミナーの受講
- 応募書類(履歴書・職務経歴書等)のチェック、作成アドバイス
- 求職面接会
- 職業訓練
- 希望しない
です。
質問4
就職活動にあたって、疑問や不安に思っていることを記入します。
- 就職活動にあたって、疑問や不安に思っていることはありますか?
疑問や不安に思っていることはある場合記入します。
実際相談窓口に行くと相談したいことを忘れてしまったりするので、思いついたときに記入しておいた方が良いです。
雇用保険受給資格者証
雇用保険受給資格者証です。
こちらに雇用保険受給資格者証の説明があるので間違いがないか確認します。
失業認定申告書
失業認定申告書です。
1~5(必要に応じて)の項目と提出日・受給者資格者名・支給番号を書きます。
1.認定対象期間の記入と期間中の就職、就労、内職、手伝いの申告
就職、就労、内職、手伝いをした場合アに〇
就職、就労、内職、手伝いをしなかった場合イに〇
をします。
※初回認定の場合
求職申込年月日から今回の認定日の前日までが認定を受ける期間です。
ア・イに関わらず、認定対象期間に該当する期間を記入します。
収入の有無にかかわらず
就職・就労(1日に4時間以上)をした日には〇
(パート、アルバイト、日雇、試用、見習い、講習、研修期間など1日に4時間以上のもので、自営を営んだ場合、会社役員、嘱託になった場合など職業に就いた場合)
内職・手伝い(1日に4時間未満)をした日には×
(内職・他人の仕事を手伝いなど1日に4時間未満のもので、賃金の支払い・収入がない場合も含む)
をします。
※一日の労働時間が4時間以上であっても1日当たりの収入額が賃金日額の最低額未満の場合には内職・手伝いに含まれる場合があります。
※ブログなどの作業も申告対象になる場合があるので確認してください。
2.内職・手伝いをして得た収入のあった日と額(日分)の記入
内職・手伝いをして収入を得た場合、収入のあった日、収入額、何日分の収入か記入します。
※内職・手伝い以外にも副業などの収入を記入する場合があります。
(トラブル防止のために収入がある場合確認をしてください。)
3.認定対象期間中の求職活動を記入
失業認定を受ける期間中の求職活動状況を記入します。
就職活動をした場合アに〇
就職活動をしなかった場合イに〇
をします。
※就職活動とは就職活動実績と認められるものになります。
失業認定を受ける期間中の求職活動状況を具体的に記入します。
初回認定なのでアに〇をして
活動日は職業講習会に参加した日
利用した機関の名称に参加した場所のハローワーク名
求職活動内容に職業講習会
を記入します。
事業所の求人に応募した場合記入します。
- 事業所名、部署
事業所名、部署名、電話番号を記入します。 - 応募日
応募した日を記入します。 - 職種
応募した職種を記入します。 - 応募したきっかけ
応募したきっかけをア~オを選んで〇をします。 - 応募方法
書類の郵送、直接の訪問など求人に応募した方法を記入します。 - 応募の結果
採否結果待ち、採用通知ありなど具体的な状況を記入します。
求職活動をしなかった場合、求職活動をしなかった理由を具体的に記入。
4.仕事を紹介されれば応じられるかを記入
公共職業安定所、地方運輸局から自分に適した仕事が紹介された場合すぐに応じられるか記入します。
すぐ応じられる場合はアに〇
すぐ応じられない場合はイに〇
をします。
イに〇をした場合、失業認定申告書の裏面よりすぐに応じられない理由を確認し、選んで〇をします。
- ア
病気やけがなど健康上の理由 - イ
個人的又は家庭的事情のため
(結婚準備、妊娠、育児、家事の都合など) - ウ
就職したため又は就職予定があるため - エ
自営業を開始したため又は自営業の開始予定があるため - オ
その他
(その他を選択した場合、失業認定申告書の裏面カッコ内に理由を具体的に記入)
5.就職、自営をした又は予定の記入
就職もしくは自営した又は予定がある場合記入します。
就職した又は予定がある場合アに〇
自営した又は予定がある場合イに〇
をします。
※就職日の記入には就職日と出勤日の違いに注意
(研修、試用期間、アルバイト期間も含む)
※派遣会社を経由した就職は(3)自己就職になり、就職先事業所は派遣会社になります。
※自営を開始した場合準備期間を含むので注意。
署名捺印
提出日、受給資格者氏名、支給番号を記入し捺印します。
(捺印は朱肉を使うものでスタンプなどインクを使うものは不可)
提出当日に、なんらかの理由で提出できなくなる可能性(病気・怪我など)があるので提出日は提出当日書きましょう。
(自分は提出日の記入を忘れ相談窓口で気が付き記入しました。)
印鑑
書類に訂正箇所があった場合に使います。
訂正が生じた場合は、2本線で抹消して訂正印を押します。
(修正液、修正ペンなどで書いた内容を隠さないで訂正)
筆記用具
持参物には書いていないですが、職員の方のアドバイスやハローワーク内でメモをすることがあるので持っていた方が良いです。
自分は職員の方のアドバイスと年末年始の認定日の変更が通路に張り出されていたのでメモしました。
最後に
初回認定は
初回認定日のアンケート、5分以下の待ち時間と5分~10分程度の相談
失業認定、5分~10分の待ち時間と5分以下の内容確認
という内容でした。
待ち時間は混雑状況で変わり(年末年始は混雑が予想されると書いてありました)
相談と認定は内容で時間が変わるかと思います。
持参するものを忘れたり、記入漏れなど無いようにするのもそうですが、記入内容を間違えて申告しないようにしましょう。
わからない内容が少しでもある場合は事前に電話や窓口で確認した方が良いかと思います。