求職活動実績になるハローワーク職業相談の注意事項

雇用保険受給で失業の認定を受けるために必要な求職活動実績のハローワーク職業相談と注意事項を書いていきます。

雇用保険の基本手当の支給を受けるには失業の認定が必要です。
失業の認定を受けるには認定対象機関に原則として2回以上の求職活動実績が必要で、
その求職活動実績になる一つがハローワークの職業相談窓口での職業相談になります。

失業の認定に必要な求職活動のタイミング

待機満了日の翌日前の求職活動は求職活動実績になりません。

離職後に離職票の提出と求職の申し込みを行った日が受給資格決定日になります。
受給資格決定日の後に7日間の待機があり、待機満了日の翌日からの求職活動実績が失業認定対象になります。

待機満了日の翌日に雇用保険説明会があり、雇用保険説明会当日に雇用保険受給資格者証が発行されます。

雇用保険受給資格者証 説明用

素早い就職活動が良い就職活動になる可能性もありますが、
待機満了日の翌日前に求職活動をしてしまい、後ほど失業の認定に必要な求職活動実績を作ることができなくなってしまう場合もあるので注意してください。

離職票は会社や離職の時期によって発行されるまでに1か月ほど掛かってしまう場合もあるので状況を見て、どのような求職活動をするのか考えた方がいいと思います。

給付制限のある・なしでの違い

給付制限のある・なしでは2回目の認定日までの求職活動期間に違いがあります。

給付制限のない場合
待機満了日の翌日から初回認定日の前日までに1回以上
初回認定日から2回目の認定日の前日まで2回以上
2回目の認定日の前日まで合計3回以上

給付制限がない場合の初回時求職活動

給付制限のある場合
待機満了日の翌日から初回認定日の前日までに1回以上
待機満了日の翌日から2回目の認定日の前日まで3回以上
2回目の認定日の前日まで合計3回以上

給付制限がある場合の初回時求職活動

※画像は雇用保険受給資格者しおりの、失業の認定に必要な求職活動の回数というページです。

給付制限がない・ある共に2回目の認定日までに最低3回必要ですが、
給付制限がない場合は、初回認定日から2回目の認定日までに2回の縛りがあるのに対して、
給付制限がある場合は、その縛りがありません。

給付制限がない場合はタイミングを間違えると認定を受けることができないので注意してください。

職業相談を受ける時間帯

ハローワークの開庁時間と職業相談・職業紹介窓口の利用できる時間が違います。
自分の利用しているハローワークでは開庁と閉庁で各30分短縮されています。
開庁と同時に受付をしても30分待つことになり、閉庁寸前だと受付が終了しています。

時間帯や天気で混雑状況が変わり、混んでいるときは数十分待つことがあり、相談時間よりも待ち時間が長いなんてことがあります。
一番スムーズに職業相談を受けることができたのは朝一番でした。
ハローワーク職業相談順番
職業相談窓口の始まる数分前(開庁から約30分後)にハローワークに到着し、受付を済ませて1分ほどで職業相談を受けることができました。

実際に行ったハローワーク職業相談

  • 前職と同職種の求人票6枚を持って職業相談
  • 前職と同職種の新着の求人票3枚を持って職業相談
  • 以前に職業相談した求人への申し込み状況の確認
  • 希望職種の新着求人が無いことを相談
  • 求職者マイページ開設(メールアドレス登録)後、職員の方から近況を聞かれ職業相談
  • 求職者マイページの登録内容の変更
  • 自宅でハローワークインターネットを使ってみつけた求人番号をメモして職業相談

最後に

時期と活動回数に縛りのある求職活動実績作りは、認定を受けるために時期などを微調整をしてしまい、就職活動に若干悪い影響を与える仕組みだと思いました。

自分は離職票の発行までに1か月近く掛かり、この仕組みを理解する前に相談窓口で数回相談してしまい焦りました。
(損をするとかではなく、短期間で何度も相談することが難しいということです。)

早期就職も大事ですが、雇用保険の受給も大事です。

活動実績を作るのに焦ってしまわないように状況に合わせて職業相談をしたほうが良いと思います。

職業相談や求人の申し込みもするものがなくなってしまったときがあり、雇用保険担当の職員の方に『相談も求人もなくて、できることがない。求職活動実績を作ることができないのでどうしたらいいですか?』と相談したところ、
『求人票を持って相談窓口に行ってください。』と言われました。

相談したいと思う求人が無かったので『興味のある求人が無いんですけどいいのですか?』と返すと
『ハローワークにあるパソコンで求人票発行して相談窓口に行ってください。活動実績になります。』
ということがあり、意外とこんなものなのかなぁと びっくりすることがありました。